調停離婚成功者がお伝えする「取り入れられる!効き目がある!」離婚調停対策ブログです。
✔ 妻との離婚を回避する為に、何をどうすべきかが全く分からない…
✔ 離婚したくない主張をしたいが、何を話せばいいのだろう?
✔ 妻は弁護士を付けているけど、自分も付けるべき?
離婚調停の段階まで来ているのであれば、妻の気持ちは「離婚する」で固まっている為、適切な対処をしないと離婚になる可能性は大です。
ここでは離婚調停における、妻からの離婚請求を回避する為の適切な方法について詳しく取り上げます。
何も対策をせずに離婚調停に出れば、遅かれ早かれ離婚となりますが、この記事を読めば関係修復ができる可能性が上がります。
後悔しないように適切な対処をして、あなたの奥さんの心を取り戻しましょう。
目次
「妻から離婚調停を申し立てられた以上、離婚する方向に進められるのでは? 関係を修復したい主張は全くできないのでは?」
このような心配が浮かぶかもしれませんが、その点は大丈夫です。
離婚調停は離婚について白黒ハッキリさせる場ではなく、あくまで裁判所の調停委員を交えての妻と夫の”話し合い”に過ぎません。
調停離婚が成立するには、双方の離婚合意が要件ですので、あなたが拒否し続けていれば調停不成立となり、離婚事体は回避できます。
このことを知ったあなたは、「だったら妻とは離婚しない!の一点張りで早く不成立にすればいいのでは?」と思ったかもしれません。
しかし、それでは離婚回避の根本的な解決にはならないのです。
なぜならば、離婚調停が不成立になった後、妻が離婚裁判を起こすことも考えられるからです。
特に、あなたが不倫する等といった有責配偶者の場合は、裁判をすれば離婚が認められる可能性が十分にある為、妻は裁判を起こすでしょう。
そうなれば、あなたは強制的に妻と離婚となってしまいます。
また、妻が裁判を起こさないとしても、夫婦間の修復は出来ていない為、別居など夫婦の実態をなしていない日々が続いてしまうのです。
あなたとすれば、調停離婚を回避するだけではなく、妻との関係修復を少しでも図りたいところでしょう。
特に夫婦が別居中で、妻にLINEや手紙などを送っても、全く見てもらえない状態ならば、
この離婚調停の場でしか、妻に気持ちを伝えられる方法は無いので、非常に貴重な時間となります。
ですので、このチャンスを生かし、何としてでも修復の糸口を見つけなければなりません。
その結果を得ることは並大抵のことではありませんが、調停の場で適切な行動を取り続けることができれば、可能性は生まれます。
実際に、相手配偶者から離婚調停を申し立てられたにも関わらず、関係修復に繋がったケースはあります。
法律ポータルサイトの弁護士ドットコムで、「離婚調停中だが、実際に復縁をした人はいますか?」という内容の質問がありました。
それに対する弁護士の回答は以下の通りです。
1.経験しています。
またどのような方法で復縁されたのでしょうか
1.調停になると当事者同士ではなく,調停委員を通じた冷静なやり取りが可能になります。
2.そしてお互いが自分を見つめ直すこともできるようになります。
3.そのうえで,離婚という夫婦の断絶を選択するのではなく,可能性があれば修復を選ぶケースがあります。
引用元:弁護士ドットコム
やはり弁護士まで付けていると本気である方が多いので、弁護士が付いている事案では少ないですが私も経験したことはあります。当事者のみで行われている方ではより多いと思います。
引用元:弁護士ドットコム
その他の見解なども調べましたが、離婚調停で話し合った結果、夫婦関係の修復を選ぶ方は少数ながらいるのは確かです。
離婚調停は家庭裁判所で行われるので、弁護士を付けるべきなのでは?と考えるかと思います。
妻が弁護士を付けているのならば尚更でしょう。
「妻が弁護士を付けている以上、自分も付けないと離婚になってしまう!」という不安を持つのは当然です。
それでは実際に弁護士を付ける必要があるのでしょうか?
結論からお伝えすると、弁護士を付けると離婚回避に有利になるどころか、むしろ可能性を下げてしまう可能性が大です。
また調停は、どんな人でも利用できるように、手続き面などを含めて簡単な仕組みが採られています。
ですので、自分だけで十分に対応できますので、離婚を回避する場面においては、弁護士は不要です。
妻との離婚回避や修復において、弁護士が不要である最大の理由は、夫婦関係の修復については素人だからです。
妻が夫との離婚をするか否かは、妻の気持ちの問題であり、その点について弁護士が適切なアドバイスなどを送ることはできません。
法律が全てである弁護士は、このようなアドバイスを仕勝ちですが、こんな無機質な言葉では、妻の心は1ミリも動きません。
さらに弁護士は相手を攻撃する、責めるなどのイメージが強い為、妻は夫に対して負の感情をさらに増加させてしまいます。
以上のことから、弁護士が必要になるのは、あなたが妻との離婚を決めたときです。
「妻から離婚調停を申し立てられたから、こちらは円満調停を申し立てるべきなのでは?」という疑問を持つこともあるでしょう。
ちなみに円満調停とは、夫婦の一方が夫婦関係の修復を求める調停のことです。
結論からお伝えすると、こちらから円満調停を申し立てても意味はありません。
なぜなら、離婚調停の場で妻との関係修復に向けての話を持ち掛けることが出来る為、円満調停を起こす意味合いがないからです。
裁判所としても、わざわざ別々に分けて調停するのは非効率なので、1つの調停に併合されることになるでしょう。
どちらの調停にしても、夫婦の話し合いによって問題解決を図ることになるので、名称的なところに気を使うではなく、
夫婦関係を修復させる為には、自分はどうすべきか、何を伝えるべきか、等といったことに全力を注ぐべきです。
それでは実際に、妻との離婚回避および、関係修復に向けて調停ですべきことをお伝えします。
あなたがすべきことは次の5つです。
それでは個別に内容をお伝えします。
当然ですが、離婚調停には必ず参加しなければなりません。
既にお伝えした通り、妻との関係修復を見出すに為には、夫婦が話し合うことが絶対に必要だからです。
その機会である場に行かないということは、夫婦関係の修復を諦めたと言っても過言ではありません。
もし、都合が悪くて出席できないのなら、速やかに家庭裁判所に連絡して、出席できない事情を伝えましょう。
そうすることで、1回目の離婚調停の日時の変更などの対処をしてもらえます。
なお、2回目以降の調停期日はあなたの希望も含めて決定されます。
絶対に無断欠席はしてはいけません。
無断欠席をしてしまえば、妻のあなたに対する嫌悪感はさらに高まり、修復どころではありません。
また調停委員など家庭裁判所の関係者からは、常識的な社会ルールが守れない人間だと思われてしまいます。
そうなれば、調停委員は妻の肩を持って、離婚をする方向であなたに説得をしてくることなりかねません。
妻の離婚したい理由はしっかりと把握しなければなりません。
なぜなら、妻が夫の嫌だと思っている部分を改める、またはこの先改める姿勢を見せることは、夫婦間の修復に欠かせないからです。
もし、あなたが妻の離婚したい理由が分からないのであれば、今すぐそれを把握する必要があります。
それを知るには、あなたの元に届いている離婚調停の申立書の写しの裏面をまずは確認しましょう。
一番下にある「申し立ての動機」の欄には、妻が調停を申し立てた動機に〇が付けられています。
この欄の各動機はかなり大まかな内容ですので、詳細を把握する必要があります。
詳細は実際の離婚調停の場で、調停委員を通じて妻に聞くことで知ることが可能です。
離婚調停で妻との離婚を回避するには、離婚調停の対処法におけるポイント押さえるのが重要です。
何の対策もしないまま離婚調停に出席しても、離婚の方向性でどんどん話が進められ、調停離婚が成立してしまいます。
では実際、離婚調停におけるポイントは何かと言えば、夫婦の立会人となる「調停委員とのやりとり」です。
ですので、妻とあなたの間に入る調停委員に、いかに自分の気持ちを正しく伝えてもらえるかが重要になってきます。
その為には、あなたが妻との関係修復にかける想いや熱量などを調停委員に理解してもらい、妻との離婚回避を応援したいと思わせないといけません。
そう思わす為には、調停委員に共感してもらい、味方になってもらうことが必要です。
調停委員に共感を持ってもらう為の基本は、「話し方」と「服装」をしっかりすることです。
話し方のポイントは以下の通りです。
姿勢や言葉遣いは基本的なことなので割愛します。
話すスピードについてですが、調停委員は年配の方も多いので、早口で話すと聞き取りにくくなりますし、落ち着きがないように見えてしまいます。
ですので、ゆっくり目に話すようにしてください。
次に調停委員に好感を得られる服装や身なりは次の通りです。
調停委員は常識的を好みますので、これらの服装や身なりをしておけば問題ありません。
スーツやシャツはもちろん清潔なものを身につけていきましょう。
先ほどもお伝えしましたが、離婚を回避する為には調停委員から共感を得ることが大事だとお伝えしました。
しかし、調停委員があなたに抱く最初の印象は悪いでしょう。
なぜなら、調停委員は最初に調停を申し立てた妻の書類を先に確認しますが、そこにはあなたの悪い面ばかりが書かれてるからです。
ですので、あなたは1回目の調停を迎えるに当たり、少しでも調停委員の印象を変えることが必要です。
その為には「陳述書」を作成して、前もって調停委員に読んでもらいましょう。
妻と離婚したくない理由や、妻を苦しませたことの反省、どうやって夫婦関係を修復させるか、等といったことを書きます。
あなたの妻に対する真摯な気持ちが調停委員に伝われば、あなたの悪い印象を払拭させることが可能です。
なお、離婚調停を申し立てられたときに届く書類に「答弁書」というものがあります。
答弁書も、あなたの考えを述べる書類ですが、記入できる範囲が少ないので、それを補うのが陳述書となります。
陳述書に書くべき内容は次の通りです。
補足ですが、客観的事実とは、あなたが妻から離婚を求められる原因となったことです。
陳述書は妻も見ることが可能ですので、絶対に妻の不平不満や批判は書いてはいけません。
たとえ妻が見ないとしても、ネガティブな内容ばかりの陳述書だと、調停委員のあなたの印象は変わらず、むしろ悪化させてしまいます。
陳述書はあまりに詳細を書き過ぎると、妻を刺激してしまう可能性があるので、簡潔に書きましょう。
※ 陳述書の書き方については「離婚調停の陳述書の書き方で、あなたが知っておくべきこと」で取り上げています。
あなたが妻と離婚したくない、という真摯な気持ちをしっかり届けたいと思っても、離婚調停の場では困難です。
妻は、直接あなたとコンタクトをとりたくないからこそ、離婚調停を起こしたのですから。
そんな状況下でも手紙なら、あなたの妻に対する気持ちを届けられる可能性が高いです。
LINEやメールとは違い、手紙は特別感があるので、妻もそこに何が書かれているか気になるので、読んでもらえることが期待できます。
なお調停委員を通じてでも、気持ちを伝えることもできますが、正確に伝えてくれるかは、その人次第なので手紙が最も適切です。
手紙に書くべき主な内容は次の通りです。
この3つの内容をワープロではなく、あなたの想いがより伝わる「手書き」で丁寧に書きましょう。
字が汚くても、丁寧に書けば妻は好感を持ちますから。
つらつらと謝罪を書いても「今さらだし、だから何?」という思われるだけです。
離婚したい気持ちを肯定するとは、たとえば「重大な裏切り行為をした僕と離婚したい、とあなたが思うのは当然です」
このように妻の意思はよく分かっている、という肯定することです。
そして感謝の言葉は、できるだけ多く具体的に書いて下さい。
あなたは「離婚をしないでほしい」という内容が抜けているのでは?と思ったかもしれません。
しかし調停となった今、妻にお願いを聞き入れてもらう段階ではもはやありません。
悩み抜いて出した妻の答えが離婚調停です。
それなのに「離婚しないでほしい」とお願いするのは、あなたの都合を押し付けているだけで、妻の決断を尊重していないことになります。
あくまで離婚するか否かを決めるのは、あなたの手紙の内容や調停中の言動を見た妻が決めることです。
ですので、あなたの気持ちが妻に少しでも届くように、心を込めて手紙を書く、調停の場では誠実な発言する他ありません。
手紙は妻に届くことが確実に期待できる、調停委員を通じて渡しましょう。
妻に弁護士がついていても、調停委員を通して下さい。
なぜなら、妻が弁護士に対して、あなたからの接触を全て断るように伝えている可能性があるからです。
渡すタイミングは、一概には言えませんが、1回目の調停が終わり、妻の緊張状態が緩んでいるときが、適切だと考えられます。
最後に調停離婚を回避させ、妻との関係修復に繋げる為のポイントをお伝えします。
調停委員には誠実な対応を心掛けながらも、妻と離婚しない意思ははっきりと示し、それを貫き通すことです。
調停委員は離婚したい相手に対して、離婚を回避させ、もう一度修復を試みるように説得することは、困難な事だと分かっています。
ですので、話し合いがスムーズにいくよう、離婚の方向性に向けて話を進めがちになります。
そこで、あなたが「場合によっては離婚も止むを得ない」みたいな発言をすれば、調停委員は一気にあなたを離婚に向けて説得を始めるでしょう。
この状態になれば、調停を通じての妻との関係修復への途は絶たれます。
妻との関係修復を譲れない姿勢を貫く上で、理不尽なことを押し通すのはダメですが、離婚したくない確固たる意思表示はしましょう。
離婚したくない男性がやりがちなのは、調停委員に対して自分の辛い気持ちをずっと伝え続けて、離婚回避を図ることです。
しかし、このような事を伝えても、妻の離婚したい気持ちを変えることは出来ません。
加えて、そんな後ろ向きな事を聞かされ続ける調停委員は、次のように夫への印象を悪くします。
こんな感じで強く突き放されてしまい、離婚に向けての話ばかりされることになります。
ですので、調停委員には、妻との関係修復を目指すのがベストだと思ってもらえるような理由や、事情を積極的に伝えることが重要となります。
妻との離婚を回避させ、関係を修復させる為の最大のポイントは、あなたがこの先どう変わるのかを伝えることです。
妻を傷つけたことの謝罪や、ただただ離婚したくない気持ちを伝えるだけでは、妻に離婚を考え直させることはできません。
妻の目線に立って、これから先、妻と子供をより良い未来にする為に、あなたは具体的に何をするのかを伝えましょう。
そして、今出来る限りのことを実際に行動に移して、あなたが変わろうとしている姿を妻に見せることです。
人の心を変えたいのであれば、自分の方が先に変わることは鉄則です。
この姿勢を全力で妻に見せ続ける事で、固く閉ざされた妻の心を少しずつ開かせることに繋がります。
今回は離婚調停における、妻からの離婚請求を回避する為の適切な方法について詳しく取り上げました。
離婚調停を申し立てる段階までになれば、妻の離婚したい気持ちを撤回させることは正直きびしいと言わざるを得ません。
しかし、ここでお伝えしたことを実践できれば、妻の心を取り戻すことは可能です。
その為に最も大事なのは、あなた自身が大きく変わることです。
では、あなたの離婚が無事回避できることを願っています。
それでは最後までご覧頂き、ありがとうございました。
妻から離婚を求められている。
このときの対応を間違えれば、夫婦関係の修復はおろか離婚が確定してしまいます。
離婚を回避させ、妻との関係を修復するための重大なポイントを取り上げています。(私が運営する別のブログに移動します)
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