調停離婚成功者がお伝えする「取り入れられる!効き目がある!」離婚調停対策ブログです。
こんにちは、まいみらいです。
離婚調停における調停委員が、一体何者なのか、どういう役割をするのかを知っている方はほとんどいませんよね。
しかし、それはマズイですよ。
なぜなら、離婚調停は調停委員とのやりとりを中心に進められるからです。
離婚調停を理解するにおいてはもちろん、有利に進める為には調停委員のことを当然に知っておかなければなりませんよ。
そこで今回は調停委員について取ります。
調停委員のことを前もって知っておくのと、知らずに調停をするのでは結果が大きく変わってきます。
ご自身の調停を有利に進める為には、必ず押さえておくべき内容です。
目次
調停委員の概要は裁判所のホームページに記載がありますが、ここではそこでは載せられていないことを解説しています。
調停委員とは男女1名ずつの2人で構成され、離婚調停時に中立的立場にて夫婦双方の言い分を聴きます。
そして、ときにはアドバイスや相手を説得したり、調整案を出したりする方です。
調停委員は非常勤の裁判所職員で最高裁判所が任命をします。
どんな人が任命されるかは気になるところですが、もちろん誰でもいいわけではなく、次のような資格のいずれかが必要です。
②の専門的知識・経験を有する者とは、弁護士以外の司法書士や税理士、行政書士などの法律家です。
実際に調停委員として任命されているのは①や②などの法律家は稀で、③の要件を満たしている方がほとんどです。
③の要件で選ばれる方とは、教育関係の人、地域活動をしている人や、ボランティア活動をしている人などです。
つまり、法律の専門家ではない一般の方が調停委員になるということです。
当然、専門家のような法律知識は持ち合わせておりません。
とは言え、裁判所は調停委員に対する研修を実施していますので、全く知らない訳ではありません。
しかし、当事者の方が調停委員より法律知識があったり、調停委員が法律を間違って解釈していることなどはよくあることです。
確かに離婚問題を解決させる為に必要なのは、法律が全てではありません。
だからといって、調停委員が離婚問題に精通しているかは人それぞれです。
離婚調停をする方はこのことを前提に知って、予め対策しておく必要があります。
なお、原則として40歳以上~70歳未満の者から任命され、任期は2年ですが、40歳代の方は稀でほとんどが50歳以上の方です。
裁判官は申し立てがあった案件について、事前に調停委員と打合せなどをしますが、調停が行われている場には基本立ち合いません。
そこで調停委員が夫婦双方から言い分を聴き、聴取した内容を裁判官に伝えます。
その報告をもとに評議して、今後の方向性をどうするか等を決めます。
たとえば、次回の期日において双方が主張を譲らず、これ以上進展が見込めない場合は、調停を不成立にさせることなどです。
調停委員は、当事者から言い分を聴き取りする為、夫婦双方と長時間に渡り直接話をします。
原則的に夫婦二人同時には聴き取りはせず、交代ごうたいに話を聞きます。
具体的には次のようなことなどを聴き取りします。
こうして双方から聴取した内容を元に、アドバイスや調整案を出したりします。
これらの流れを簡単にいうと次のようになります。
「相手方はこう言われていますが、申立人はどうですか?」
「申立人と相手方の言い分の折衷案である、Aにしませんか?」
調停委員は上記の流れを繰り返し、夫婦が合意できるように働きかけます。
調停を進めるに当たっては、どうしても夫婦のプライバシーに関することを聴かなければなりませんが、その際は最新の注意をしなければなりません。
調停委員は離婚調停に携わることで、夫婦のプライバシーに関することを知ります。
こうしたプライバシーに関することは、絶対に秘密にし、第三者に漏えいすることはあってはなりません。
離婚調停の場において仲介的な役割の一旦を担う調停委員は、当然ながら公平であり、中立でなければなりません。
夫婦の一方に肩入れをしたりすることはあってはいけません。
先ほどの「調停委員が順守すべき3つのこと」の内、秘密保護に関しては破った場合は罰則もあるので、きちんと守られています。
またプライバシーの配慮もそれなりにされています。
しかし、中立性や公平性に欠ける調停委員は残念ながら多くいます。
実際、私のときも少なからずありました。
少し半笑いな感じで言われ、凄いむかつく覚えをしました。
離婚調停は夫婦それぞれの言い分を聴きながら進める話し合いの場であり、その進行部分を担当する調停委員は仲介的な役割があります。
その仲介役が中立性や公平性が欠けることは本来あってはいけませんが、多くあるのが現実です。
私の場合はちょっとしたことでしたが、調べてみるとは本当にトンデモナイ調停委員がなかにはいるようです。
✔ 相手は1時間、一方は「昼が来たので」と言われ15分。
✔ 「離婚する女が子供を塾に行かすのは贅沢だ」と言われた。
✔ 結局強引な方の言い分を飲んで、早く終了させたいのが見え見え。
✔ どう考えても相手方の肩を持ちすぎな不公平な対応。
✔ 調停委員の判断で私の主張が相手に伝わっていなかった。・・・などなど
誤解の無いように言っておくと、このような調停委員ばかりではなく、本当に中立・公正である調停委員もいます。
ただ、間違いなく言えることは、このようなトンデモナイ調停委員がいて、当たる可能性は十分にあるということです。
もし、先ほど挙げたような調停委員に当たってしまった場合、調停委員を“チェンジ”させたいと思うのが普通ですよね
実際には裁判所側の都合で変更されることは稀にありますが、こちらが要求する場合は、残念ながら原則的に変更は認められません。
しかし、対応があまりにひどい場合は変更が認められることもあるようです。
トンデモナイ調停委員が担当したとしても、決して感情的にはならずに冷静な対応をしましょう。
トンデモナイ調停委員は自身だけでなく、大方、相手方にも傍若無人な対応をしています。
なので相手側も調停委員のことが頭にきているはずですので、もしかすると調停委員に対して感情的に接するかもしれません。
感情的な対応を取られた調停委員は、感情的な対応を取られた側より、冷静な方の肩を持つことが考えられるからです。
このあとで詳しく取り上げますが、調停を有利に進めるには調停委員を味方につけることが一番重要です。
トンデモナイ調停委員のせいで、このままでは自分に不利な結果になりそうである。
この場合、調停を取り下げ、再度申し立てることも出来ます。
なお、調停の取り下げについての詳細は「離婚調停不成立、調停は1度だけ?もう裁判しかない?」で取り上げています。
離婚調停は、いわば物事の道筋を考えて問題を解決する制度です。
ですので、法律の専門家である裁判官ではなく、一般の民間人である調停委員が主に関与することが制度の基本となっています。
法律に縛られないが故に調停委員は、自分の常識や経験則を元に発言するのです。
つまり、夫婦に対してのアドバスなどは、調停委員ごとにバラバラであり、確たる基準がありません。
ですので、離婚調停の行方を大きく左右するのは、担当する調停委員次第となります。
中立性・公平性が薄く、確たる基準がないからこそ、調停委員は味方につけさすことが可能です。
裁判なら法律や証拠が全てなので、裁判官の感情の部分で結果が変わるなんて事はありません。
ですが、離婚調停にはそれがないので、調停委員から同情を得ることで味方についてもらえるのです。
味方についてもらうことで、自分に有利に進めることが出来ます。
調停委員となる方の年齢層は50代以上が多く、恵まれた生い立ちで社会的身分の高い人間が多いです。
そのような方を味方につける為には、常識的であることは非常に大切で、そこに個性は要りません。
服装や、身なりは当然ながらキチンとしてください。
ボロボロのジーンズでは、その時点でマイナスからのスタート。
また、服装や身なりがキチンと出来ていても、話し方を間違えればアウトです。
これらの詳細については次の記事で取り上げています。
「調停委員から信頼を得られる為の話し方には4つのポイントがある」
男女一組である調停委員ですが、どちらが主導権を持っているか見極めて下さい。
そして主導権を持っている側に、大事なポイントなどを積極的に話すことです。
力が強い主導権を持っている側に理解してもらうことは、有利に進める上で非常に大切だからです。
調停委員との接し方で絶対に守るべきことは、決して感情的にならずに冷静に話すことです。
それがトンデモナイ調停委員であってもです。
彼らが駄目駄目な言動をとっても、こちらは感情的にならず礼儀正しく接し続けるのです。
そうすることで、良い印象を与えることができ、味方になってもらえる可能性があります。
感情的になって反抗的になってしまえば、その時点で調停委員は「人の話を聞くことが出来ない人だから、この人が悪いのでは?」
このように短絡的に結論づけられてしまいます。
つまりそれは、離婚調停が不利に進められる可能性が高くなるので、絶対に守りましょう。
今回は離婚調停の重要人物である調停委員を取り上げました。
最後に箇条書きでポイントをまとめます。
離婚調停を成功させる為の最大のポイントは、調停委員との対応の仕方です。
調停委員の対応ひとつで、自分の離婚調停の運命を左右すると言っても過言ではありません。
是非、今回の記事を参考にして、調停委員対策を施し、あなたに有利な結果を得られるようにして下さいね。
それでは最後までご覧頂きありがとうございました。
まいみらいがお伝えしました。(調停離婚者である私のプロフィールはこちら)
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